ご依頼品を送付する前に、下記の記載事項を必ずご確認ください。
第一項 ご利用条件
(1)本利用規約をご了解いただける方。なお、サービスの申込みをもって、本利用規約に同意いただきます。
(2)電話またはメールで連絡がとれる方。確認のためにご連絡する場合があります。
(3)弊社に衣類を送付後は、お客様の都合による解約はいたしかねます。
(4)万全を期しておりますが、製造者の過失や使用方法および保管方法などが原因でクリーニングによって損傷や欠損する恐れがあります。クリーニングができない場合もございますのでご了承ください。同意できない場合は衣類送付後でも解約いただけますが、往復送料と代引手数料を頂戴いたします。
(5)皮革製のライナー付ダウンコートなど、衣類の種類や状態によっては別途追加料金が発生する場合がございます。
第二項 注意事項
クリーニング前にご確認ください。
(1) 染みについては、通常のクリーニングの前処理で落ちる範囲までとなります。また、クリーニング後に表面に浮き出た場合の特別な染み抜きはお受けできません。特にインクや接着剤、血液などはクリーニングで落ちませんのでご了承ください。
(2)ベージュやブラウン、カーキ系の色合いのものは、緑色に変色している場合があります。その他の色合いでも、フードや襟まわりは皮脂汚れが落ちることで変色が浮き出てくる場合があります。
(3)裏地に関してはクリーニング事故賠償規約の対象外とさせていただきます。
(4)丁寧にクリーニングをいたしますが、ナイロン素材などにキズやひきつれが起こることがあります。
(5)毛羽立ちやスレ、糸引、穴に関しては生地の特性上や着用頻度や経年劣化、製造日からの経過日数により発生する可能性があります。上記は表面化されたことが原因のため、クリーニング事故賠償規約の対象外とさせていただきます。
(6)濡れている状態では送らないでください。変色や状態異変が起こる可能性があり、弊社での責任を負いかねます。
(7)排泄物やおう吐物、動物の毛などが大量に付着した衣類は、保健所からの指導によりお預かりできません。送付いただいた場合の返送料金はお客様負担とさせていただきます。
(8)ファスナー壊れや生地の経年劣化による破れやスレ、ほつれなどは、弊社で無料修理などは行いません。
(9)正規品でもメーカー補修ができない衣類は、クリーニングの事故による修理はできません。
(10)ダウンのボリュームは概ね改善致しますが、羽毛の状態によっては完全に戻らない場合がございます。
(11)クリーニング後は羽毛が膨らむため、ステッチの針孔などからダウンが吹きだす場合があります。
(12)ラバータグが剥がれるとバブリング(生地と生地が剥がれて空気が入った状態)を起こす場合があります。
(13)ゴアテックスなどの防水素材やウレタン樹脂、シームレスタイプの衣類は数年で劣化するため、洗浄時剥離し劣化する可能性があります。
(14)ファーの劣化が著しい場合は破損する可能性があります。
(15)付属のボタンは取れないようにクリーニングしますが、ほつれていると紛失する恐れがありますのでボタンの紛失が不安な場合は、ボタンをお取りください。
(16)クリーニング後に染みが現れる場合があります。クリーニング前より染みが付着していたことが原因のため、クリーニング事故賠償規約の対象外とさせていただきます。
(17)パイピングやボタン、スパンコールなどの装飾、合成皮革は、洗浄することにより硬化、剥離、風合いの変化を起こす場合があります。合皮皮革の硬化や剥離、風合いの変化をご了承のうえで送付ください。
(18)薄くて柔らかい生地につきましては、クリーニングによってキズのような白い染みが発生し残る可能性があります。上記はノースフェイスやカナダグースの裏地などに多く見られますが、そのほかのダウンでも使用されます。経年劣化による発生のため、クリーニング事故賠償規約の対象外とさせていただきます。
(19)白色系のダウンはクリーニング後に中の羽毛による黒い染みが出ることがあります。経年劣化による発生のため、クリーニング事故賠償規約の対象外とさせていただきます。
第三項 クリーニング事故賠償規約
弊社では、万が一の事故に備えて学識経験者・消費者連合会・主婦連合会・消費者センターで定めた全国生活衛生営業指導センターのクリーニング事故賠償基準に基づきクリーニング事故賠償規約を設けています。
第四項 賠償範囲
下記はクリーニング方法、または取り扱い方法での過失となり賠償範囲となります。
(1)洗浄、染抜き工程における損傷。
(2)仕上げ工程における損傷。
(3)弊社での保管中における損傷。
(4)弊社からお客様への運送途中における損傷。ただし、配送業者によって運送された場合は賠償範囲外。
(5)お預かり記録のある衣類の所在不明、および紛失。
第五項 賠償基準
下記はクリーニング方法、または取り扱い方法の過失に該当されないため、賠償基準の対象外となります。
・製造者(アパレルメーカー)の企画・製造などに過失がある場合。
(1)染色堅牢度の低さによる移染、変褪色。
(2)生地素材の特性によるもの。
(3)付属品ボタン・スパンコール・ビーズなどの副資材の欠落破損。
(4)縫製・撚糸の悪さによるホツレ、ほころび、プリーツ・しわ加工の消失。
(5)その他、収縮や変形。
・使用方法および保管方法などに原因がある場合。
(1)汗や日光、蛍光灯による変褪色、脱色。
(2)着用時に発生した破れ・ほつれ・糸引き。
(3)薬品や洗剤等による変色褪色・脱色。
(4)ボタンの欠落および破損。
(5)素材等の経時劣化によるもの。
(6)お客様から弊社送付時の、梱包・包装が原因による破損。
第六項 対象外の事例
第五項に基づき、賠償基準の対象外となる事例は下記の通りです。
(1)取扱い絵表示や洗濯表示がない、または品質表示が外国語表記の場合。
(2)ドライクリーニング、水洗いなどの洗濯が不可能な場合。
(3)一部本革が使用されている場合。
(4)虫食いなどの穴やキズで、クリーニングにより破損すると判断した場合。
(5)合成皮革やポリウレタン製品で製造より3年以上経過し、劣化の恐れがある場合。
(6)生地の表面にポリウレタンコーティングなどの処理がされており、製造から3年以上が経過し劣化の恐れがある場合。
(7)オイルコーティングなどの特殊加工が処理されている場合。
(8)ボンディング加工の劣化が見られ、クリーニングすると剥離する恐れがある場合。
(9)プリント部分に剥離又は剥がれそうな状態が見られ、クリーニングで進行する恐れのある場合。
(10)クリーニングで色むらや移染の発生が予想される場合。
(11)ボタンや付属品にほつれがある状態で、破損や剥がれ又は紛失した場合。
(12)製品の経時劣化が原因で破損などした場合。
(13)並行輸入品。
(14)裏地や中綿といったクリーニング前後の比較が困難な破損や変色が発生した場合。
第七項 賠償条件
クリーニング事故賠償規約では賠償条件があります。
(1)お届け後、未使用の状態で1週間以内にお申し出があった場合。
(2)弊社のクリーニング番号タグが取り外されていない場合。
(3)弊社の過失に起因する事故により全損(着用に耐えられないほどの損傷)した場合。
(4)事故賠償が決定された時に、衣類の返却およびクリーニング代金の返金不可であることに同意した場合。
第八項 賠償額の算出
賠償額は責任補償限度額を1点あたり10万円とします。
ただし、領収証もしくは販売証明書にて、購入日・品名・品番・購入価格を証明できない場合は1点あたりの賠償額を3万円を上限とします。
算出方法には下記に基づき賠償責任を負います。
・補償金額の算定に関する基本方式
補償金額=購入価格×購入時からの経過年数と、使用状況による補償割合
購入金額は領収書、またはこれに準ずるものの記載された金額とします。
賠償額は再取得価格を適用せず、希少性価値があっても購入価格より査定します。